【未病を治すのはオーリングテストが有効です】

【口元から健康を作るコツ38】

【未病を治すのはオーリングテストが有効です】

漢方には「聖人は既病を治さず、未病を治す」という言葉があります。

既病とは、既に症状が出ている病気。

未病とは病根が体内にあるのに、発症しておらず、
しかしながら、治療しなければ近いうちに発症する病気。

すなわち未病とは病気になる一歩手前の状態です。
病気とは診断されないが健康でもない“半健康・半病気”が「未病」です。

つまり、この言葉は
本当の名医とは、
すでに発病した病気のみならず、
これから起こる病気をも予測し、
治してしまうという意味です。

現在の予防に近い考え方です。
歯科においては、
歯周病、深いむし歯、神経を抜いた歯、
体に合わない金属や充填材料、
合わない入れ歯、かみ合わせの異常、歯並びの異常、
歯を抜いたまま放置した部位、                                     
お口の周囲の筋肉の衰え、悪い噛み癖などなど・・・

これらはからだの抵抗力・免疫力を徐々に低下させ
未病を作り、悪化させ、
ある日突然アレルギーを生じさせたりもします。


このように歯の異常は未病を悪化させますが
裏を返せば歯の治療を通じて未病を治すことができるということです。


未病を発症させない歯科医療。
これは今後歯科が目指すべき方向性の一つだと信じています。


このような医療を行うにあたり
有効なのがオーリングテストです。

オーリングテストとは
体に良いものに触れると指の力が入り
悪いものに触れると指の力が抜けてしまうことを利用した検査方法です。

やり方は写真に示しましたように
2本の指でOの字のリングを作り、
それを左右に引いて、
指が離れるか離れないかを調べ、
体に合うもの合わないものなどを選別し
病気の部位、原因、症状の重さなどを調べ、
治療方法などを決める時の参考にできます。

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漢方ではまた上医・中医・下医 という考え方があります。

中国の医書「千金方」に

「上医はいまだ病まざるものの病を治し、                                
中医は病まんとするものの病を治し、
下医はすでに病みたる病を治す」

とあります。

他にも
「下医は、薬を毒となしてかえって傷病を重篤にする。」
「医食同源に基づき食餌で病気を治す人を上医と言う。」
「上医は国を医(いや)し、中医は民を医(いや)し、下医は病を医(いや)す」

などいろいろ言われています。

これに関して私は日頃次のように考えて臨床に臨んでいます。

肉体だけ診るのが下医、

心まで診るのが中医、

肉体・心に加えて、
魂の奥深くの霊性まで診て、
人そのものを丸ごと癒し、
さらには個人に限定せず、
社会一般の人々にまで予防の重要性を啓蒙し、                           
健康・幸せを社会の隅々にまで
行き渡らせるのが上医。

これらの言葉は、医療が陥りやすい危険性をずばりと指摘しており、
医療を志す者としては、
常に心しておかねばならないことです。

下医に甘んじることなく、
もっと大きく人々や社会をしあわせにする医療を目指すべきと考えます。

姿勢と噛み合わせの調整、そして食餌指導を含めた、削らない予防中心の歯科医療・・・

これを行うときにオーリンテスト必要になってくるのです。






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